医療実績

外来診療

ご案内にあるように月~土曜日まで外来診療を行います。予約制ではありません。県内外から多くの方が受診されており、重症度により診察の順番が変更となる場合がありますのでご了承下さい。
外来における整形外科診察では、レントゲン検査や超音波検査を行い、生活指導、リハビリテーション、薬物療法などによる治療を行います。急性期の外傷は小さな外傷、怪我であれば創傷処置を行ったり、局所麻酔下創縫合を行うことがあります。手足の骨折は整復術を行い、ギプスシーネ固定を行う場合があります。外来における手術件数は怪我の創傷処理(縫合術)、骨折非観血的整復術、皮膚切開術、腱鞘切開術、小児肘内障の整復術、関節脱臼整復術、皮下・皮膚腫瘍摘出術などが主な手術です。全件数は平成28年152件、平成29年179件、平成30年152件でした。
慢性の腰痛や肩凝りは、リハビリテーションや薬物療法、神経ブロック、トリガーポイント注射などによる治療を行います。

入院診療

入院治療を行う患者様は19床とベッド数が限られている為、原則、手術を受けられる方が優先されます。当院での最近の3年間の手術内容は以下の通りです。
骨折観血的手術が最も多く、関節鏡下靱帯断裂形成手術、関節鏡下半月板切除術、人工骨頭挿入術、人工膝関節置換術、人工股関節置換術、骨切り術による膝関節形成手術、椎間板ヘルニアなどに対する脊椎内視鏡下手術、脊椎固定術などであり、最近の手術件数は年間約300件です(平成28年320件、平成29年312件、平成30年291件)。そのほとんどは全身麻酔下に行われ脊椎麻酔、神経ブロックも併用されており、定期的に鹿児島大学病院麻酔科より麻酔専門医の先生方の派遣をいただいています。
最近は、人工膝関節置換術は年間約40~50例、人工股関節置換術は年間約20例、脊椎内視鏡下手術は約30~40例行われています。また、変形性膝関節症に対する脛骨顆外反骨切り術という人工関節に頼らない関節形成術を行っており、平成26年から平成31年9月末までに64件実施されています。
人工関節を行うにはまだ早いと思われる50代、60代の患者様に適応があります。よりより歩行能力の向上を目指しています。
また、肩腱板断裂手術も増加しています。
なお、入院での手術を担当する医師は私の他、川井田秀文医師、室屋誠医師、石堂康弘医師、鹿児島大学病院医師数名が担当致します。術後はリハビリテーションが十分行えるよう理学療法士10名、作業療法士1名がリハビリテーションを担当しています。