運動機能低下をセルフチェック

日常で自分で気づく「ロコモチェック」で思いあたることはありますか?

ロコモチェック

ひとつでも当てはまればロコモである心配があります。
今日からロコモーショントレーニング(ロコトレ)を始めましょう!

ロコモとは?

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)[略:ロコモ]

運動器(Locomotive organ)(筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板等)の機能が衰え、要介護や寝たきり、またはそのリスクが高い状態。
2007年日本整形外科学会が提唱。
いつまでも自分の脚で立って歩けることが、ロコモを予防し、健康寿命の延伸に繋がる。

【ロコモの原因】
1.筋力低下 2.バランス能力の低下 3.骨や関節の病気
これらの要因によって転倒、骨折→入院、ADL低下

家の中で簡単にできるトレーニングで運動機能を保ちましょう

バランス筋力をつけるロコトレ「片脚立ち」

左右1分間ずつ1日3回行いましょう
バランス筋力をつけるロコトレ「片脚立ち」

【ポイント】
・姿勢をまっすぐにして行うようにしましょう。
・支えが必要な人は、十分注意して、机に手や指をついて行います。
・指をついただけでもできる方は、机に指先をついて行います。

下肢筋力をつけるロコトレ「スクワット」

深呼吸をするペースで5〜6回繰り返します。1日3回行いましょう。

つま先は30度ずつ開く

肩幅より少し広めに足を広げて立ちます。つま先は30度くらい開きます。

膝が出ないように注意

膝がつま先より前に出ないように、また膝が足の人差し指の方向に向くように注意して、おしりを後ろに引くように身体をしずめます。

机に手をつかずにできる場合はかざして行います

スクワットができないときは、椅子に腰掛け、机に手をついて立ち座りの動作を繰り返します。

理事長・院長 :橋口 兼久

理事長・院長 :橋口 兼久

私は、認定NPO法人全国ストップ・ザ・ロコモ協議会の理事をつとめており、ロコモティブシンドロームの普及活動を行っています。そして私は、ロコモチャレンジ!推進協議会に認定されたロコモアドバイスドクターとして、ロコモの正しい認識と予防意識の啓発を推進しています。
ロコモとはロコモティブシンドロームの通称で、日本語で「運動器症候群」と呼ばれます。骨、関節、筋肉、神経といった体を動かす運動器が衰えて、立つ、歩くといった移動機能が低下し、基本的な日常生活動作が困難になった状態をいいます。ロコモの原因には「変形性膝関節症」や「腰部脊柱管狭窄症」、骨粗鬆症、転倒、骨折があり、介護や寝たきりのリスクが高くなった状態です。日本におけるロコモと40歳以上のロコモ予備軍は全国に4700万人いるといわれています。身体能力が衰える30~40代からロコモ予防は必要です。最近ではしゃがみ込みができないなどの子供さんのロコモ予備軍が小学生にも10%程度いると報告されています。年齢とともに、放っておくと体の機能は衰えてきます。健康寿命の延伸のために、是非ロコモを認識し、不自由な体にならないように日常生活の中にロコモーショントレーニング(ロコトレ)を組み入れていただき、ロコモ予防に努めましょう。日頃から運動をすることが大切です。長時間のウォーキングなどできない方もできる2つの簡単なロコトレを毎日実践しましょう。ロコモは予防できます。いつでもご相談ください。